彼らの手に余る鉛筆たち
For Malalas
2017 / 木、シナ合板、水性塗料、布、ボタン
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鉛筆というと、木造校舎に並べられた二人掛けの机で、荒削りの鉛筆を握っていた小学校の教室を思い出す。その頃は科学技術が進歩すれば貧困や無知は無くなり未来は明るいような気がしていた。それから半世紀経ったが、世界では未だに6000万人の子どもがまともな教育を受けられずにいる。
街のメイン通りに面したウインドウギャラリーにマララの大きな鉛筆をたくさん立てた。学校帰りの小学生が「なんでこんなところに鉛筆が立ってるの?」「この鉛筆、書けるの?」と呟きながらウインドウの中を覗き込んでいた。
マララプロジェクト▶︎