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どこかで見たのですが赤道を徒歩で一周するとしたら約1年かかるそうです。 月まで歩いて行ったら10年だとか。毎日休まず歩いての計算ですが、 この一歩の歩みが生み出す可能性は意外に大きい。 マララさんは乗っていた通学バスの中でイスラム過激派に銃で撃たれ瀕死の重傷を負いました。 そのとき彼女は15歳。 学校に行って勉強したいと言っただけで殺されかけたのです。 この事件に世界中の人々が衝撃を受けました。私もその一人です。でも、どうすることもできない。 作家ができるのは作品を作ることだけです。 私は 「マララ たちに For Malalas 」 という連作を作り始めました。 今回は鉛筆を教育の象徴として取り上げました。 「まっすぐな彼女 She is straight」は不屈の意志で活躍するマララさんを表しています。 この展覧会『マララ たちに For Malalas 』は、 途上国の女子教育活動を支援するマララ・プロジェクト参加展として、 その売上金の10%と募金はマララ基金に寄付されました。 小さな歩みですが歩み続けることで未来は変わると信じています。
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(C)2005 Chitose Noguchi |